天才はいる。悔しいが。

日本中央競馬会の2011年日本ダービーのCMより、
20年前、1991年のダービー馬トウカイテイオーの決め文句だ。

競馬人口もずいぶん減ったらしい。競馬ブーム絶頂期のころの往年のファンを呼び戻そうという作戦なのだろう。
皐月賞のCMはミホノブルボン春天メジロマックイーンだった。



競馬から離れて久しいが、この時代のクラシックレースは確かに面白かった。
90年:アイネスフウジンメジロマックイーンメジロライアン
91年:トウカイテイオー
92年:ミホノブルボンライスシャワー
93年:ウイニングチケットビワハヤヒデナリタタイシン
94年:ナリタブライアン


今では信じられないかもしれないが、当時のダービーは前売り券がないと入場さえできなかったのだ。
時代は変わった。メジロ牧場はつぶれ、今年のダービー出走予定馬はなんとすべてサンデーサイレンスの孫らしい。
もともとサラブレットは近親交配を繰り返しており、先祖をたどるとほぼ同じ馬にたどりつくのだが。



生物多様性が不確実性を生み、世の中を面白くしているのかもしれない。